INDICATIONS
こんな
症状の方へ
五十肩
脳梗塞
花粉症
なぜ鍼は効くの?
症状ごとに
少しご紹介します
手足の痺れ
色々な原因がありますが、痺れる所は血流が悪くなっています。
正座をして血行が悪くなれば痺れますが、それが常時起きている様なもので、神経に栄養がきちんと行ってないことも多いです。
血流が改善すれば痺れは治ります。
しかし、痛みより経過が長くて悪くなった場合も多く、治療に時間がかかるケースも多いです。
手足の痛み
こちらも血流が悪いケースが多いです。
血流がないのではなく、炎症があったり鬱血してしまうような場所は神経が興奮して痛みとなります。
炎症物質が流れてしまえば痛みは改善します。
血流を改善する為に痛む場所の周りを緩めていきます。
脊柱管狭窄症
背骨の骨が太くなり神経の通り道が狭くなって神経を圧迫し、痺れや痛みが出る病気です。
鍼で骨の太さは改善しませんが、背骨が筋肉に引っ張られて背骨が歪んだり、神経の通り道の血流が悪いと、痺れや痛みは悪化しやすくなります。
鍼によって神経の周りの血流が改善すると、姿勢が良くなって痺れや痛みが改善します。
症状の程度によって治りやすさはだいぶ違いますが、症状が改善されている方はおられます。
ぎっくり腰
原因は様々ですが、突然なる急に痛くなる腰痛の総称です。
腰の筋肉の肉離れ(筋肉の断裂)や、腰椎椎間板ヘルニアなどもぎっくり腰に含まれます。
重たいものや無理な体勢になることで痛みが出ることが多いですが、普通の動作をしている場合や、何の心当たりも無い方もいます。
痛める原因としては、腰の周りの筋肉の血流が悪くなって硬くなっていることが多いです。
硬くなっていると、様々な所に負担がかかりやすくなって痛めてしまいます。硬くなり過ぎているときには、自覚がない様な軽い刺激で痛めてしまうことあります。
鍼灸により筋肉の硬さが取れると、痛みのある場所に負担がかからなくなったり、自前の筋肉がコルセットの代わりに患部を保護してくれる様になります。
ただ、ひどい場合は整形外科などでコルセットを処方してもらってください。鍼灸できんにくの固さが取れてくるまでは、コルセットは腰に負担をかけずとても効果的です。鍼灸との併用をお勧めします。
また、椎間板ヘルニアの様な場合でも、鍼灸で椎間板そのものが治る訳ではありませんが、周囲の血流が改善することで、患部に溜っていた炎症物質が流れて痛みが軽くなったり、腫れがひきやすくなり椎間板の治りが早くなるなどの効果が見られます。
慢性の膝痛
慢性の膝痛は、加齢による膝軟骨のすり減りや膝関節の変形が原因なことが多いのですが、この場合、太ももやふくらはぎの筋肉が硬く短くなって、膝の関節が曲ったまま伸びずに負担をかけているケースがほとんどです。
鍼灸で膝軟骨が増える訳ではありませんが、初期であれば、筋肉が緩めば膝の負担は改善し変形もほとんど分らない程改善します。
何年も経っている方でも、元には戻らないまでも、少しでも膝がまっすぐ伸びれば負担は軽減し痛みは改善します。
九十歳代で、痛くて一歩も歩けなかったのが日常生活が何とかこなせる程度まで改善した方もおられます。
加齢により足腰の筋肉が弱って立てなくなっている場合も、筋肉のスジが張って力が入らなくなっていることが多いです。
血流が良くなれば、スジが弛んだり筋肉に栄養がきちんと届くので、徐々に筋肉が太くなり力が入りやすくなって、立つことができるようになった方もおられます。
もちろん加齢との闘いですので、年齢が上になればなるほど一度改善しても悪化もしやくなっているため鍼灸の施術頻度を増やさないといけなかったり、特に九十歳以上の方は、治療効果が出にくくなることもあるのですが、身の回りのことが少しでも長く出来ると喜んでくださる方も多くいらっしゃいます。
急性の膝痛
急性の膝痛は、膝周辺の筋肉や、膝軟骨、靭帯、骨などの損傷です。
慢性の膝関節痛と同様に、周囲の血流が改善すると治りやすくなり、筋肉が緩むことで負担が軽減して改善します。
急性の場合は、損傷部位、つまり見えない傷がどこかにあるので、傷が治るまでは、安静にすることやテーピングやサポーターも必要になってきます。
損傷の程度にもよりますが、慢性の場合より比較的治り易いです。
脚を引きずりながら来院された方が、普通に歩いて帰られることもあります。
頭痛
大きく分けて重くギューっと締め付ける様に痛い緊張性頭痛と、ズキズキ、ガンガン痛む偏頭痛に分けられます。
緊張性頭痛
緊張性頭痛は肩や頭部の筋肉の血流が悪化することで筋肉が硬くなって痛みが出ています。
また姿勢の悪さも原因の一つとなっています。
肩や頭部の筋肉の緊張を緩めるとともに、いわゆるスマホ首を治す為に頸部を緩めたり、猫背を治す為に鎖骨周りや腹筋・腰のインナーマッスルを緩める様な治療を行います。
偏頭痛に比べると比較的治り易いです。
普段の姿勢の悪さなどにもよりますが、何十年も治らなかった頭痛が、(頭痛だけなら)数回の治療で改善される方もおられます。
鼻が悪かったり、副鼻腔の炎症を伴う場合は、緊張性の頭痛でも治りにくく、体質を根本的に改善していく必要があります。
偏頭痛
偏頭痛は自律神経の乱れによる頭痛で、腹部を診察するとお腹が拍動している方も多く見られます。
水分代謝を良くして体の余分な水分を排出し、内臓のバランスを整えていくと、偏頭痛は改善してきます。
緊張性頭痛に比べると比較的治りにくく、全身の体質を根本的に改善していく必要があります。
不眠
大きく分けて二種類あります。
陽証(熱体質)の不眠
脳は温度が下がらないと眠れません。
肩甲骨の内側の辺りがこると首肩の血流も悪くなり、血流が滞ると首を絞められた様になってしまいのぼせてしまいます。
そうすると、脳が興奮状態になり眠れなくなります。
首肩・肩甲骨が緩めば眠れる様になります。
陰証(冷え体質)の不眠
下半身が冷えると、相対的に脳の温度は高くなり眠れなくなります。
お腹や脚に鍼や灸をして下半身が温まれば、相対的に脳の温度が下がって眠れる様になります。
鬱・精神的に辛い方
体は心と表裏一体です。
ストレスは体の血流を悪化させます。
鬱の方や、そこまで酷くなくても精神的に辛い方は、長い間のストレスや頑張り過ぎなどで、体が固い方、特に上半身やお腹の固い方がとても多いです。
体が固ければ、呼吸も浅くなり精神的にも余裕がなくなります。
どんな時でも深く呼吸が出来れば気持ちが前向きになるものです。
弱った気持ちを強くあろうとして、精神力で変えるのは大変ですが、体を変えていくのはそんなに難しいことではありません。
頑張っても平気な人は頑張れるから頑張っているのであって、頑張れない人は頑張っていない訳でなく、体が悪すぎて頑張れなかったり頑張り方が不器用なだけです。
体が変われば、精神的にも余裕が出て来て無理をしなくても、自然に頑張れるものです。
鍼をしていて、気持ちが明るくなったと言われる方は多いです。
動悸・息切れ
いろいろな原因がありますが、心臓などの疾患でなく、病院に行っても気のせいですと言われてしまう様な方は、お腹が堅かったりガスが溜っている方が多いです。
お腹が堅くなると呼吸が浅くなります、そうすると酸素が不足して心臓が頑張ってしまったりします。
また、体が固いと振動が伝わりやすくなるので、動脈の拍動が体全体に伝わってしまいます。
そうすると不安感が増したり、自律神経が乱れたりして動悸が余計に激しくなったりするものです。
鍼やお灸で、お腹が柔らかくなったりガスが溜まりにくい体質に変われば、動悸や息切れは自然と治ったりするものです。