About treatment
鍼灸治療とは
筋肉が固くなり血流が悪くなっている場所に鍼をすると、血流がよくなり色々な疾患が改善 していきます。
基本的に病気は滞りのある場所が引き金になって起こります。
川の流れが泥や砂で滞ると、上流では水が溢れ(痛みや自律神経の興奮など)、下流では水が足りなくなります(痺れや冷え、自律神経の低下など)。
また、自律神経の興奮で色々な症状が起こりますが、冷えのぼせと言って冷えが原因で起こることが多いです。現代ではエアコンや氷など昔に比べて体を冷やしすぎることが多くなっており、自律神経が狂いやすくなっています。また、免疫力も低下して、疲労や色々な疾患の原因になることがあります。
体の温かさも、栄養もすべて血流が運んでくれています。
鍼やお灸をすることで流れを良くして、体のバランスを整え、様々な症状を改善 していきます。
泰然堂の はり治療
体の状態をしっかり確認 しながら、ツボを探し鍼をします。
症状によって出やすいツボはある程度決まっていますが、人によって場所が微妙に違います。
ほんの少し、1㎜ズレただけで効き方に作用しますので、まずはしっかりツボを探します。
基本的に髪の毛ほどの細い鍼 を使います。
人によって痛みを感じやすかったり、感じにくかったりしますが、お一人お一人に合わせた気持ちの良い鍼 を心がけております。
場所や、皮膚表面の緊張状態によっては鍼をすると痛む場所もありますが、痛む様でしたら弱い刺激でも充分に効果 があります。
また、皮膚表面の緊張を緩めてから鍼をすると同じ場所でも痛くなかったりします。
また、痛む場所だけでなく、体の歪みやバランスを整えるために自覚的に痛む場所以外のツボに治療が必要 なこともあります。
例えば、不眠の原因となっている足の冷えを改善する為に、お腹や腰に鍼をすることもあれば、肩甲骨の内側に鍼をして体の緊張を緩める必要があることもあります。
泰然堂の お灸治療
冷えている場所や体の中の老廃物か動かなくなっている場所にお灸をすると、老廃物が体の外に排出されやすく なります。
また、疲労しにくくなったり風邪を引きにくくなるなど、免疫力を高める効果 もあります。
お灸は 「丁度良い熱さ」 を心がけています。
体の状態が変わると、お灸がちょうど良い燃え方の明るさに変りますので、そこでお灸を消します。
そうするとお灸が 気持ち良い熱さで、体にとって必要なだけの刺激 になります。
お灸には、「温灸」という間接的に温める温かいお灸と「直接灸」という米粒より小さいもぐさによるお灸 があります。
直接灸も熱い時は途中で火を消すことで気持ちの良いお灸となります。
お灸の痕が1、2週間ほど残ることがありますが、お灸の痕が残る方が治療効果は高いことが多い です。
しかし、こちらも ご希望によって変えさせて頂きます。
無理にということはありませんのでご遠慮なくおっしゃってください。
For the first time
まずは丁寧に
問診してからの
治療となります
- 問診表をご記入いただく時間がありますので、予約時間より少し早めにお越しください
- 必要に応じて患者さん用の着替えも用意してあります、服装は気にせずいらしてください
- 丁寧に問診、診断をしてから 治療いたします
治療の流れ
問診表記入
治療を希望する症状以外にも過去の病気や手術歴・事故歴など記入して頂きます。また、冷えや便秘など 来院の症状と全く関係なさそうと思われることでも、体質の判断や、症状改善に深く関係していることがあるのでなるべく詳しくお書きください。
例えば、盲腸の手術をしていると右膝や右肩が悪くなったり、便秘しやすいと左脚や左肩が悪くなったりします。
実際の体は複雑なので、微妙な歪みが何年も何十年も経ってから様々な所に症状として現れたりします。
問診
問診票で拾いきれない所を細かくお聞きして、体質や治りやすさなどを判断 してゆきます。
腹診・脈診・舌診
東洋医学では 脈の強さ、舌の色や形状、お腹を押して痛む場所や堅い場所などで、体質を判断し、病気に関わる体質の大まかな診断 をしていきます。
たとえば鼻炎の方は胃が悪いことがあり、鼻の治療をしていると胃がすっきりしてきたり、胃の治療をしていると鼻がすっきりしてきたりするようなことはよくあります。
この様な人の脈は、上の方と中間の辺りが強かったり、舌は先端や周辺部が赤かったりします。
その様なことを 総合的に判断しながら治療していきます。